自宅サロン開業について知っておきたい情報

自分のエステサロンを開きたい!けれど開業にあたってわからないことはたくさんあります。 ここでは選択肢の一つとして人気な、自宅サロンを開業するにあたり、ぜひ知っておきたい情報について紹介いたします。

自宅サロンでもやっていける?

エステ

エステサロンを開業するときに考えるのが店舗維持ですが、成功するかどうかわからないのに、店舗を借りて営業するのは出費上避けたい……そう考える人は少なくありません。

また、家を持っている場合は尚の事、他に家賃を払って新しく店舗を構えるということに、メリットを感じにくいかもしれません。

そこで考えるのが自宅の一室をサロン使用にし、そこで営業することです。

この場合家賃の心配はなく、そして内装次第では普通に自宅として活用、あるいは別の活用方法もでき、比較的リスクが少なく開業できます。

自宅で開業はアリなの?と不安な方にいうならば、アリの方向なのです。

ただし、住所も自宅と同じものになりますので、そこはきちんと考えておきたいところです。

住所は別にしておきたい、ネットに情報として流すのは嫌、というときは別に店舗を借りた方が安心です。

今は発信しやすい時代なので、やろうと思えばいくらでも情報発信が可能、そのため個人で営業している店舗も予約がいっぱいになるケースは少なくありません。

まずは自宅サロンから、で考えている場合の人は、ぜひ自宅サロンの経営について考えていくのをおすすめいたします。

エステサロンを自宅で成功させるために

エステサロンは自宅で開業可能ですが、そのためにも条件はいくつかあります。

まずは自分の家がこの条件に入っているかどうかなどを、見ていくのをおすすめいたします。

まずは店舗OKな物件であるかというところ、一戸建ての場合はあまりこの制限はないかもしれませんが、賃貸に居住している場合、居住用で事務所や店舗利用は不可、という物件もあります。

中にはこっそり経営している人もいますが、看板などがないエステサロンを利用するのに不安がない人はそういません、

友達の紹介であっても、勇気がいるものです。

きちんと店舗である、というのを出しても問題ない、そんな物件であるかどうかを確認の上、自宅サロンの開業を考えていかなくてはなりません。

もちろんどれくらい稼ぎたいか、によりますが、事業としてしっかりやっていきたいのであれば、店舗として堂々営業できるようにしておくのが重要です。

次に、サロンとしての広さを十分にとれるかどうかです。

くつろぎの空間であるエステサロン、お客様を呼んで十分にくつろげるスペースをとっておきたいところです。

機材などがぎゅうぎゅうに詰め込まれている空間ではなく、ゆとりのある空間をとれるかどいかはとても大事な要素です。

お客様の導線を確保しつつ、そしてお店としても高級感のある、そんな余裕のあるスペースを設けるのをおすすめいたします。

生活スペースとはできるだけ切り離しておきたいところです。

プライベートスペースとの音やにおい、見た目も分離してなお余裕のあるスペースを確保しておく必要があります。

そして他にも、サロンに適した間取りにできているか、内装を変更してもいいかなどの条件があります。

もともときれいな内装をしている場合はそのまま利用が可能ですが、生活感がある内装の場合はDIYや工事も視野にいれておく必要があります。

それらが可能かどうかも、サロン作りとして重要なポイントです。

自宅ということで、生活スペースとサロンのスペースをしっかり分けておく必要があります。

ある意味この部分をクリアするのが難関ですが、ここをクリアすれば、自宅サロンを開業し、そして成功を目指すためのまずおさえておきたいポイントはクリアしているのです。

ほしい設備について

エステ

エステサロンでおこなう施術内容によりますので、この部分はそれぞれ異なりますが、共通して必要な設備はあります。

まずはお客様用のベッド、施術の際に横になっていただくベッドが必要です。

普通のベッドではなく、整体などで使用する少し固めの、そしてメンテナンスのしやすいベッドにタオルなどを敷くのがよくあるケースです。

やわらかいベッドの場合は施術に支障が出る場合があります。

マッサージの場合は圧が逃げてしまうなど、十分な効果が発揮できませんので、適しているものを選びたいところです。

他にはホットタオルキャビネット、お客様用のローブ、化粧品、オイル、インテリア、加湿器などさまざまなものが必要です。

施術によって他にもエステ機材が必要なので、新品購入での検討もおすすめですが、予算が厳しい場合は中古の機器も見て選んでいくのをおすすめいたします。

とくに脱毛機器は高額商品なので、導入を考えている場合中古も視野にいれておきたいところです。

また、お客様に直接関係がなくても、経営のためにパソコンなどは当然必要です。

ただし、洗濯機やパソコンに関しては普段家で使っているものをそのまま兼用できます。

エステサロン開業に必要な資格

エステサロンを開業する場合、必要な資格はありません。

もし無資格で開業したとしても、法にひっかかるわけではないので、安心して開業を目指せます。

ただし、資格を持っているかいないかで、圧倒的に違うのが信頼です。

日本エステティック協会というものがありますので、そこで取得しておくのがおすすめです。

いずれもコースを選んで授業をうけ、そして実務経験が必要な資格ですが、これらを取得しておくことで自宅サロンであっても、説得力が違います。

エステティシャンとしての資格は複数あり、それによって条件が異なりますので、取得できそうなものを可能であれば、取得しておきたいところです。

また他にも、エステに役立つ資格はさまざまです。

中には通信講座で安く取得できるものもありますので、余裕があればスキルアップのためにもぜひ目を通しておくのをおすすめいたします。

エステティシャンの資格とともに取得しておくことで、提供できるサービスや、お悩みに対するアドバイスがひろがるため、きっと役に立ちます。

自宅サロンの開業についてのまとめ

エステ

エステサロンは未経験から始められ、人気が高いものとされています。

しかし実際に続けられるか、儲けられるかはまた別の話です。

経営の仕方によりますが、まずコストをおさえての開業が可能というのは事実です。

中には自宅サロンであっても、常に予約でいっぱいになっているケースもあります。

それを目指すのであれば自宅での営業であっても、他と差別化できる部分を探してそれを武器にしていきたいところです。

そしてその下地を固める開業の段階、ここではしっかり店舗として営業できるようにするためにも、生活スペースをわけたり、内装に高級感を持たせたりする必要があります。

まずは自宅がエステサロンの店舗として動かせる状態にあるかどうか、というのを確認しておく必要があります。

もし難しい場合は、店舗を借りたりテナントに入ったりするのがおすすめ、中には居ぬき物件もありますので、上手に探せば開業資金を節約できます。

うまくやりくりすればエステサロンは30万ほどで開業が可能です。

これはしっかり節約し、施術に必要な機器が高額でない場合ですが、しようと思えば可能なのです。

まずは生活費の一部を稼ぐ程度の目的であれば、すぐにでも開業は不可能ではありません。